医師として働き始め、目の前の診療やキャリアに一生懸命になる30~40代。
専門性を高めたり、経験を積んだりすることに忙しく、将来のことまでじっくり考える時間がなかったという方もいるのではないでしょうか。
では、現在も医師として働いている方は、30~40代を振り返って「もっとやっておけばよかった」と感じることは何なのでしょうか。
医師のともでは、現役医師118名を対象に、「30~40代の時にもっとやっておけばよかったこと」についてアンケートを実施しました。
今回は、その結果をご紹介します。
アンケート調査概要
- 調査対象: 医師のとも会員医師
- 回答数: 118名
- 調査期間: 2026年7月
- 調査方法: Webアンケート
- 回答形式: 複数回答(最大3項目)
1位は「資産形成・老後資金の準備」
最も多かった回答は、「資産形成・老後資金の準備」45票でした。
医師は高収入であることが多い一方、日々の診療や当直などで忙しく、資産形成について考えたり、情報収集したりする時間を十分に確保できないケースもあります。
また、「医師として長く働ける」「収入が安定している」と考えることで、将来に向けた資産形成が後回しになってしまうことも考えられます。
30~40代のうちは目の前の仕事やキャリアを優先しがちですが、将来のライフプランを考えると、早い段階から資産形成について考えておくことが大切かもしれません。
「もっと早くから準備しておけばよかった」
そう感じる医師が多いことが、今回の結果から見えてきました。
2位は「趣味・ライフワーク」
2位は、「趣味・ライフワーク」37票でした。
医師の仕事は多忙を極めます。
そのため、プライベートな時間を十分に確保できず、気がつけば「仕事中心の生活」になっていたという方もいるのではないでしょうか。
しかし、長い人生を考えると、仕事以外に楽しめることや、自分自身の生きがいを持つことも大切です。
将来的に勤務時間が減ったときや、仕事を離れたときに、
「何をして過ごせばいいのか分からない」とならないためにも、現役時代から趣味やライフワークを見つけておくことは、人生を豊かにする一つの準備なのかもしれません。
3位は「健康管理・メンタルケア」
3位は、「健康管理・メンタルケア」28票でした。
患者の健康を支える医師ですが、自身の健康管理は後回しになってしまうこともあるようです。
長時間勤務や不規則な生活などによって、運動や休養、健康維持のための時間を十分に取れないケースも考えられます。
医師として長く働き続けるためにも、30~40代のうちから自分自身の健康と向き合うことは重要です。
患者を診る医師だからこそ、自分自身の心身を守ることもプライオリティーの高い一つと言えるのではないでしょうか。
キャリアだけではない「将来への準備」
今回のアンケートでは、「資産形成・老後資金の準備」「趣味・ライフワーク」「健康管理・メンタルケア」が上位となりました。
これらに共通しているのは、目の前の仕事だけではなく、その先の人生を見据えた準備という点です。
30~40代は、医師としてのキャリアを築く重要な時期である一方、将来の生活について考え始めるのにも適した時期です。
「今の仕事をどうするか」だけではなく、
- 将来に向けた資産形成
- 仕事以外の楽しみ
- 心身の健康
- 家族との時間
- これからのキャリア
など、仕事と生活の両面から自分の将来を考えることが、より充実した人生につながるのかもしれません。
「もっとやっておけばよかった」を、これからの選択に
今回のアンケートは、現在の医師が過去を振り返って感じていることをまとめたものです。
だからこそ、これから30~40代を迎える医師にとっては、先輩医師の声を今後の選択に活かすヒントにもなります。
「まだ先のこと」と考えがちな資産形成や健康管理、趣味やライフワーク。
少し早めに考えておくことで、将来の選択肢を広げられるかもしれません。
医師としてのキャリアだけでなく、「医師として、そして一人の人として、これからどんな人生を送りたいか」。
忙しい毎日の中でも、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
医師のともでは、医師の皆様のキャリアや働き方に関する情報を発信しています。
これからの働き方やキャリアについて考える際に、ぜひ参考にしてみてください。
